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宮藤官九郎、意外なところを褒められ照れ笑い「髭と貧相な上半身がいいって」

映画『時には懺悔を』舞台挨拶

 西島秀俊、満島ひかり、宮藤官九郎、柴咲コウ、中島哲也監督がこのほど、都内で行われた映画『時には懺悔を』初日舞台挨拶に登壇した。

 重い障害のある息子を一人で育てる父親・明野哲夫役を演じた宮藤官九郎。上映後の周囲からの反響について問われた宮藤は、「髭と、貧相な上半身が良いとすごく褒められた」と明かし、会場の笑いを誘った。この肉体について「役作りではない」と説明した宮藤に対し、同席した監督も「上半身が貧相なことは昔から一緒に仕事をしていて分かっていた。だからあえて(劇中で)シャツを着替えるシーンを入れた」と認め、その独特の佇まいが役柄に見事に合致していた舞台裏を明かした。

 共演した柴咲コウも、宮藤演じる明野と息子役のシーンについて「ただ佇んでいるだけで、得も言われぬ色々なものが渦巻いているのを感じた」と見学時の印象を振り返り、その佇まいを絶賛した。

 劇中で宮藤は、実際にスペシャルニーズ(特別な支援が必要)のある当事者の「しんちゃん」と多くのシーンで共演した。宮藤はしんちゃんの演技について「芝居臭くなってしまうのが恥ずかしくなるほど良い表情をされる。途中から、自分が芝居をしているという感覚がどんどんなくなっていった」と、当事者ならではのリアリティに圧倒されたことを告白。

 一方で、息子への愛情が思わず漏れ出てしまう一幕もあり、「(息子が食事を)食べてくれたときに思わず優しい顔になってしまったら、監督から『まだその段階では(優しくする)ない』と指摘された」と、役柄の繊細な距離感における苦労も明かした。

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