小泉光咲(原因は自分にある。)が、読売テレビドラマDiVE枠『陽キャ集団にいる芹沢は、俺の前だと様子がおかしい』(毎週月曜深夜1時29分〜放送中)に出演。四坂亮翔とW主演で、クラスの隅でBL小説を密かに綴る“ぼっち男子”鈴木創を演じる。累計発行部数やSNSでの人気の椿ゆず氏による人気BL作品の実写化。物語は、鈴木創が、学校一の陽キャイケメン・芹沢遥人(演:四坂亮翔)に、自身のBL小説を読まれてしまうところから動き出す。絶体絶命の危機かと思いきや、待っていたのは予想外の…。インタビューでは、単独での連続ドラマ初主演という大きな節目を迎えた小泉に、役作りへのこだわりから撮影現場でのエピソード、マニアックな注目ポイントについて話を聞いた。(取材・撮影=村上順一)
責任やプレッシャーも感じた

――本作への出演が決まった際の心境を教えてください。
ドラマの主演は、グループ(原因は自分にある。)としては経験がありますが、個人としては初めてのことだったので、お話をいただいた時は本当に嬉しかったです。 ただ、それと同時に「W主演として自分が現場の雰囲気を作っていかなければならない」という責任感やプレッシャーも直後に強く感じました。
――脚本を読んだ際、作品にどのような印象を持ちましたか?
青春を感じるドラマだな、というのが第一印象です。 恋愛面でのドキドキ感はもちろんですが、それ以上に「今の自分を受け入れていく」というメッセージ性を強く受け取りました。 僕が演じる鈴木創は、自分の趣味をきっかけに心を閉ざしてしまった過去がありますが、芹沢のようにそれを受け入れ、包み込んでくれる人がいる。 「全部を閉ざさなくてもいいんだよ」という温かいメッセージは、何かを抱えて生きている人たちの心に響くのではないかと感じています。
――小泉さんが演じる鈴木創というキャラクターを、どのように捉えていますか?
鈴木はとにかく鈍感で、初々しくて、演じていても本当に可愛いキャラクターだなと思います。 過去のトラウマから周囲と距離を置いていますが、芹沢との出会いによって、これまでにない感情の揺れを経験していく。その繊細な変化を大切に表現したいと思って撮影に臨んでいます。
――ご自身と鈴木で、共通点はありますか?
好きなものに対しての熱量などは似ているかもしれません。 僕はラーメンが趣味なのですが、鈴木にとってのBL小説のように、何かひとつのことに打ち込んでいる部分は共感できます。ただ、鈴木のように「オドオド」するタイプではないので、そこは監督と相談しながら役を作っています。 周りからはよく「落ち着いているね」と言われることが多いので、鈴木のあの独特な挙動を演じるのは、僕にとってひとつの挑戦です。
――演技で意識していることは?
鈴木は心の中で喋っているシーンも多いので、表情での見せ方がとても重要になります。 セリフがない場面でも、表情ひとつで「今、鈴木はどう感じているのか」を伝えなければいけません。 これに関しては、普段のグループ活動での経験がとても役に立っていると感じていて、今回の演技にも活かされています。また、セリフで喋るところはおどおどしたり挙動不審な感じを出しつつ、モノローグとの違いもしっかり見せられるように頑張りました。
なかなか経験したことがない状況

――W主演を務める四坂亮翔さんとはどのようなやりとりをされていますか。
亮ちゃんとは演技についてよく話し合っています。亮ちゃん自身は「自分とは真反対の性格だ」と言っていて、お互いに役を作り込みながら高め合っている感覚があります。また、自分が想定していた芹沢の反応と、実際に亮ちゃんが演じる反応がいい意味で違うこともありますが、それを現場で感じ取ってリアルに返すように意識しています。 監督も含め、時間をかけて丁寧に撮影しているので、非常に充実した現場です。
――印象に残っているシーンを具体的に教えていただけますか。
第1話で、鈴木が書いていたBL小説が芹沢にバレてしまうシーンは、演じていても緊張感がありました。 あとは、屋上でお弁当を食べるシーンです。芹沢の足の中に僕(鈴木)が収まるような、独特の体制で包み込まれる場面があるのですが……あれはなかなか経験したことがない状況でした(笑)。
――それはファンの方にとっても注目の「胸キュンポイント」になりそうですね。
芹沢という「太陽のような存在」が至近距離にいることへの、鈴木のリアルな緊張感や表情にぜひ注目してほしいです。
衣装からにじみ出る陽キャ感に注目

――カラオケのシーンがありますが、何を歌われるのかも注目が集まりそうです。
カラオケのシーンは陽キャ集団の優しさもすごく感じられる場面でもあり、人間味を感じられる回になっています。また、僕はある曲を歌うのですが、普段、グループとして活動している時とは全く違う歌声になっていると思うので、鈴木のキャラクター性も爆発しているシーンを楽しみにしていてください。
――ちなみに小泉さんは普段カラオケに行くとどんな曲を歌いますか?
僕はそれほどたくさんの楽曲は知らないので、デンモクにある、人気曲ベスト10的な中から選んで歌うことが多いです。ヒット曲なら知っている曲が多いので(笑)。
――マニアックな注目ポイントはありますか?
まずは陽キャ集団のひとり、佐伯裕真(演:DXTEEN・田中笑太郎)の衣装です。他のみんなは割とシャツとかネクタイなのですが、一人だけとてもカラフルなポロシャツ着ています。その衣装からにじみ出る陽キャ感に注目してみるのも面白いと思います。
また、鈴木のキャラクター性が衣装にも反映されています。 例えば、第2話でエプロンをするシーンがあるのですが、「Fresh I’M HOME」と書かれていたり(笑)。鈴木なりに「爽やかさ」を意識した結果なのかもしれませんが、その絶妙なズレがおもしろいんです。 他にも丈が合っていないズボンにカラフルな靴下を合わせていたり。鈴木の健気なファッションにも、ぜひ目を向けてみてもらえたら嬉しいです。
――本作を通して、俳優としてどんなところを見てもらいたいですか。また、今後どんな役に挑戦したいですか。
鈴木という役を通して、僕のファンの方にも、まだ僕を知らない方にも、新しい一面を見せられたら嬉しいです。 今回のような可愛らしい役も大切にしつつ、将来的には今回とは真逆のキャラクター、例えば「サイコパス」な悪役にも挑戦してみたいです。 ギャップを感じさせられる俳優になれたらいいなと思っています。
――視聴者の方へメッセージをお願いします。
このドラマは、一歩踏み出す勇気や、ありのままの自分を受け入れてもらえる喜びが詰まった、本当に温かい作品です。 芹沢のストレートで「重すぎる愛」に翻弄される鈴木の姿を見て、笑ったりドキドキしたりしながら、最後には心がふっと軽くなるような、そんな時間を過ごしていただければと思います。 ぜひ、最後まで二人の恋の行方を見守ってください!
(おわり)
