COPY CRUSADERSとONIGAWARAが14日、オープン50周年を迎えた東京・新宿LOFTで『SHINJUKU LOFT 50th ANNIVERSARY COPY CRUSADERS × ONIGAWARA』を開催した。BEAT CRUSADERS(ビークル)を愛してやまない豪華ミュージシャンたちと、本家ボーカル・ヒダカトオル自らが名を連ねる“究極のコピーバンド”COPY CRUSADERS(コピクル)が、最高のポップユニットONIGAWARAを迎えて熱いツーマンライブを繰り広げた。
コピクルの結成は、ギターの竹内サティフォ(ONIGAWARA)が自身の生誕祭ライブでビークルのコピーバンドをやろうと思い立ち、本家ボーカルのヒダカトオルに「許可取り」をしに行ったことがすべての始まりだった。対バンの楽屋でサティフォが意を決して話を持ちかけると、ヒダカからまさかの「唄いに行ってあげてもいいよ」という快諾の返答が飛び出す。
「ヒダカさんが来てくれる!」と歓喜したサティフォとドラムの久野洋平(cinema staff)はガチのメンバー収集を開始。テンションの高いパフォーマンスができる鍵盤として岡本伸明(the telephones)、ビークル好きの歌えるベーシストとして首藤義勝(千也茶丸 / the cabs)に声をかけ、超豪華なコピーバンドが誕生した。
以下、新宿LOFTで開催されたツーマンライブの模様をレポートする。
ONIGAWARA:ハッピー&アグレッシブなポップサウンドで魅了
この日のライブはチケット即日完売の超満員。開演時間を迎え、まずステージに現れたのは、コピクルでもギターを務める竹内サティフォと斉藤伸也によるスーパーJ-POPユニット・ONIGAWARA。「ポップミュージックは僕のもの」で華やかにスタートを切ると、「シャッターチャンス’93」では会場全体から大きなクラップが巻き起こる。途中、コピクルのメンバーがステージに乱入して賑やかな撮影タイムに突入する場面も見られた。
「MEGA☆DEATH」では<目がめっちゃ死んでる>のフレーズに合わせて観客が手を振り上げ、場内の一体感は急上昇。斉藤がメインボーカルをとる「生きてます」から最新曲「S・V・P~SUMMER VEGETABLE PARADISE~」へと畳み掛け、90年代を彷彿とさせるデジタルポップサウンドで会場を包み込んだ。ラストの「タンクトップは似合わない」ではミラーボールが眩しく輝き、新宿LOFTを瞬時にディスコ空間へと変貌させた。ONIGAWARAはトップバッターとしての役割を十二分に果たし、コピクルへとバトンを繋いだ。
COPY CRUSADERS:圧倒的な愛と演奏力で放つビークル名曲の数々

続いて、いよいよCOPY CRUSADERSのメンバーが登場。ライブはTVアニメ『BECK』オープニングテーマであるメジャー期の代表曲「HIT IN THE USA」で華々しく開幕。いきなりクライマックスのような盛り上がりを見せた。「FEEL」に続き、メンバー紹介とヒダカのユーモア満載のMCを挟んで披露された「WINDOM」では、久野と首藤のリズム隊が繰り出すドライブ感がフロアを揺さぶる。岡本は随所でシンセサウンドを奏でながら、時折持ち場を離れてはフロアを煽りまくる。「ISOLATIONS」、「GHOST」と怒涛の展開を見せ、メンバー自身が心底このコピーバンドを楽しんでいる様子が音から溢れ出していた。
中盤戦では「みんな、アニメは好きですか?」というヒダカの呼びかけから、TVアニメ『BLEACH』テーマ曲の「TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT」を投下。首藤がボーカルをとる場面もあり、熱気はさらに加速。「LOVE POTION #9」、インディーズ時代のナンバー「CHRISTINE」と続き、フロアのボルテージは最高潮に達した。
MCパートでは、各メンバーがビークルへの深い思い入れを語った。高校時代からコピーしていて楽曲が身体に染み込んでいる首藤が「今回のライブに向けて改めて練習とかはほぼしなかった」と明かすと、ヒダカが「オレの方が練習したかも」と笑いを誘う。岡本は「ヒダカさんと一緒にバンドができて嬉しい」、久野は「高校生の頃からめちゃくちゃコピーしていたから身体に入り込んでいる」と語り、ビークルへのリスペクトが感じられた瞬間だった。さらには「コピクルで『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』に出たい」「日本武道館でライブをしたい」という野望まで飛び出し、観客を沸かせた。また、MCではなかなか際どい話題も多々登場し、ヒダカからSNSへの“切り抜き禁止令”が度々出るなど、マル秘トークで大いに盛り上がっていたことも追記しておく。
そしてライブは後半戦へ。ヒダカが「たぶん次の曲、みんな知らないと思うよ。どマイナーな曲」と話し、竹内が選曲した「GIRL FRIDAY」を披露する。「盛り上がらなさそうだな(笑)」とヒダカがポツリと本音を漏らす一幕もあったが、メジャーデビュー直前にリリースされたシングル収録のレア曲に、オーディエンスもしっかりと身体を揺らし、そのサウンドを存分に楽しんでいる様子だった。
ライブはラストスパート! オリエンタルな雰囲気が散りばめられたロックチューン「JAPANESE GIRL」、そしてサビで大合唱が巻き起こった「LOVE DISCHORD」とテンションの上がるセットリストで盛り上がりを更新し続けるコピクル。バンドとオーディエンスのエネルギーが激しくぶつかり合う熱い空間を作り出し、本編を終了した。
アンコールでスペシャルゲスト・高橋瞳が登場

アンコールでは、スペシャルゲストとしてビークルとはかつてタッグで時代を彩った盟友・高橋瞳を呼び込む。披露されたのは、当時「高橋瞳×BEAT CRUSADERS」名義で世に送り出したTVアニメ『銀魂』のエンディングテーマ「ウォーアイニー」だ。高橋のエネルギッシュな歌声とヒダカの歌声が見事なマリアージュを見せ、オーディエンスを魅了した。ラストの「BE MY WIFE」ではONIGAWARAの斉藤もステージに加わり、最高潮の熱狂のなか大団円を迎えた。
最後にヒダカが「武道館かロッキンオンジャパンで会いましょう!」と笑顔で言い残し、コピーバンドの枠を遥かに超えた奇跡のライブは幕を閉じた。
終演後のフロアで満足そうな笑顔を浮かべるオーディエンスの姿が、このライブの成功を物語っていた。何より、コピクルメンバー自身が心から音楽を楽しむ姿勢こそが、そのままオーディエンスへと伝播していたのだろう。バンド活動の本質と純粋な楽しさを思い出させてくれる、今後の活動への期待が大いに高まる素晴らしいステージだった。
なお、コピクルは11月20日(金)に名古屋RAD NINEでONIONRINGとのツーマンライブ開催を発表している。また熱いライブが体感できそうだ。

【セットリスト】
■ONIGAWARA
1.ポップミュージックは僕のもの
2.シャッターチャンス’93
3.MEGA☆DEATH
4.恋のメリーゴーランド
5.生きてます
6.S・V・P〜SUMMER VEGETABLE PARADISE
7.タンクトップは似合わない
■COPY CRUSADERS
01. HIT IN THE USA
02. FEEL
03. WINDOM
04. ISOLATIONS
05. GHOST
06. TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT
07.LOVE POTION #9
08.CHRISTINE
09.GIRL FRIDAY
10.JAPANESE GIRL
11.LOVE DISCHORD
ENCORE
EN1. ウォーアイニー(ゲストVo.高橋 瞳)
EN2. BE MY WIFE
▼イベント情報
2YOU MAGAZINE presents「IF I FELL」
2026年11月20日(金)
RAD NINE
OPEN 18時30分 START 19時00分
TICKET 5000YEN+税
9月19日(土)10時先行販売開始
